大学生や社会人の方が成人になって初めてお酒を飲む場合、お酒の飲み方が分からず飲み過ぎてしまい、具合が悪くなってしまうことはよくあります。せっかく楽しいお酒の席で、気分が悪くなるのは避けたいという方はお酒の上手な飲み方を覚えましょう。
今回は初めて居酒屋でお酒を飲むときに注意したいポイントや飲みやすいお酒をご紹介します。これから成人を迎える方、成人を迎えてそろそろお酒を飲んでみたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
摂取量によって異なるお酒の作用
お酒にはさまざまな作用があると言われています。適度な摂取は血行が良くなることや、緊張がほぐれて普段より会話が弾むようになる場合もあります。しかし、良いことばかりではありません。人が体内にアルコールを取り込むと、血液にアルコールが溶け込み脳に運ばれ、脳がマヒします。これが酔っている状態です。脳内のアルコール度数によって酔いのレベルが異なり、人によっても酔いやすい人とそうでない人に差があります。
酔いやすさには個人差があります
その人が酔いやすいかそうでないかの違いは、体内のアルコールを分解できる成分をどれだけ持っているかで変わってきます。体内にアルコールを分解できる成分を多く持っている人ほど酔いにくく、少ない人ほどアルコールが分解されずに残ってしまうので酔いが早いです。
人が酔い始めて楽しめるのは、ほろ酔い段階までと言われています。ほろ酔いは体温が上昇し、普段より脈が速くなり始める時期です。大脳の働きを抑え、感情や本能をつかさどる部分の働きが活発になります。それ以上お酒を過剰に摂取すると、吐き気やおう吐が起こったり、意識がはっきりしない非常に危険な状態になったり、場合によっては死に至ることもあります。
お酒を上手に飲めれば気分が良くなり、ストレス発散にもなりますが、飲み方を誤ると自分の身体に大きな影響を及ぼす飲み物です。お酒を楽しく飲むためには、自分の酔いやすさや限度を把握しておき、無理して飲まないことが大切です。
お酒は食事をとりながら飲みましょう
食事をせずにお酒を飲んでいると、体内のアルコールを吸収するスピードが速くなり酔いやすくなってしまいます。飲みながら食事をすることで、食べ物が胃の粘膜に層をつくり、胃を守ってアルコールの吸収を遅らせる働きをしてくれます。また、お酒を飲むとビタミンやミネラルを消費しやすいので、野菜や食物繊維を多く含んだ食べ物を食べるようにしましょう。また、お酒を飲んだ後は、柑橘系の飲み物がおすすめです。アルコール分解を促進させる成分が含まれています。
初めてお酒を飲むなら定番の果実酒がおすすめ
果実酒は原料である果実の酸味や風味を生かした醸造酒です。果汁が濃厚な生絞りや果実風味のアルコール度数が高いものなどさまざまな種類があります。お酒に弱い方はフルーティーでジュースのような味わいで度数の低いお酒がおすすめです。梅酒やリンゴ酒などが代表的で、初心者の方やお酒に弱い方でも飲みやすく、フルーティーでかわいらしい見た目から女性にもたいへん人気のお酒です。
初めてワインを飲むときは甘口から
初めてワインを飲むときは白ワインの甘口から初めてみるのがおすすめです。ワインの種類として有名な赤ワインと白ワインですが、製造方法が少し異なります。ブドウの皮や種ごと発酵させる赤ワインに対し、皮や種を取り除いて発酵させた白ワインは、皮や種に含まれる苦みがないためフルーティーで飲みやすいものが多いです。
白ワインはさっぱりとした風味があり、大きく分けて甘口と辛口の2種類があります。辛口は糖度が低く酸味が強いため、引き締まった味わいが楽しめます。一方、甘口は糖度が高く酸味が穏やかで、まろやかな味が特徴です。ただし、どれが飲みやすいかはワインの種類によって多少の差があります。気になる方は店員やお酒に詳しい方に聞いてから挑戦してみましょう。
日本酒はお米に合う食べ物と合わせてみましょう
日本酒は飲みづらいというイメージを持っている方もいるかもしれませんが、中にはアルコール度数が低く飲みやすいお酒もあります。日本酒にも白ワインと同様に辛口・中口・甘口に種類が分かれており、日本酒度や酸度などによって区別されています。最も飲みやすいと言われているのが甘口で、特に甘口の純米酒がおすすめです。純米酒は口当たりがやさしく、甘いカクテルを好きな方が好む傾向にあります。また、日本酒を飲むときは日本酒の主成分である白米に合う料理と一緒に飲むことで、よりおいしく感じられると言われています。
まとめ
お酒は適度に飲めば楽しい気分を味わえますが、過剰に摂取すると人体に影響を及ぼし、さまざまなトラブルを引き起こしかねません。友人や同僚と楽しくお酒を飲めるよう、お酒の特徴や上手な飲み方を理解しておきましょう。
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